古いThinkPadでのWindows 10のインストール履歴です。
なお、本ページの記述内容の適用に際してはご自身の責任においてお願いします。
Lenovo ThinkPad W700でWindows 10を動作させることは可能です。
ただし、私が試した限り、Windows 7 SP1からのアップグレードインストールはできず、クリーンインストールする必要があります。Windows 7 SP1からアップグレードインストールしようとすると、途中で処理が進みません。
なお、Windows 8.1 Updateからのアップグレードインストールは試していません。
Windows 10をインストールしたThinkPad W700のスペックの一部を抜粋します。
その1
その2
インストールしたWindows 10のバージョンは1709、SKUはPro for WorkstationsとProです。
Windows 10自体のインストールは、特別な手順もなく完了します。その後のWindows Updateによるデバイスドライバーのインストールでほとんどの機器のデバイスが認識されますが、以下のデバイスについては手動でインストールする必要がありました。
デバイス | デバイスドライバー | 備考 |
---|---|---|
Fingerprint Sensor | Lenovo Fingerprint Software for Windows 7 (64-bit) - ThinkPad R400, R500, T400, T500, W500, W700, W700ds, X200, X200s, X200 Tablet, X301 Version: 3.3.2.50 | Windows 7互換モード。要.NET Framework 3.5 |
PCI シリアル ポート | Intel AMT 4.2 Local Manageability Service (LMS) and Serial Over LAN (SOL) Driver for Windows 7 (32-bit, 64-bit), Vista (32-bit, 64-bit) and XP (32-bit) - ThinkPad Version: 5.4.1.1016 | 要.NET Framework 3.5 |
PCI シンプル通信コントローラー | Intel AMT 4.2 Management Engine Interface for Windows 7 (32-bit, 64-bit), Vista (32-bit, 64-bit) and XP (32-bit) - ThinkPad Version: 4.2.0.1008 | |
PCI メモリ コントローラー | (インストールせず) | Intel Turbo Memory Controllerなので、古い世代のIntel Matrix Storage Managerをインストールするのは危険と判断した |
基本システムデバイス | Ricoh Multi Card Reader Driver for Windows 7 (32-bit, 64-bit) - ThinkPad R400, R500, T400, T500, W500, W700, W700ds Version: 3.64.02 | 1つのドライバーで2つのデバイスが認識される |
基本システムデバイス | ||
モニター | インボックスドライバー | ディスプレイアダプター認識後でないと選択不可 |
Pro for Workstationsとして動作させるには、Pro for Workstationsのプロダクトキーを入力し、ライセンス認証します。再起動なしにPro for Workstationsとして使用できます。
Lenovo ThinkPad W701dsでWindows 10を動作させることは可能です。
私はクリーンインストールのみ試しました。
Windows 10をインストールしたThinkPad W701dsのスペックの一部を抜粋します。
インストールしたWindows 10のバージョンは1709、SKUはProです。
Windows 10自体のインストールは、特別な手順もなく完了します。その後のWindows Updateによるデバイスドライバーのインストールでほとんどの機器のデバイスが認識されます。その後、System Updateを実行することですべてのデバイスが認識されます。
CrystalDiskMarkでは、シリアルリード/ライトが515/531MBps、ランダムリード/ライトが151/128MBps程度です。ちなみに、シーケンシャルでライトの方が早いのは誤記ではありません
Lenovo ThinkPad T43/T43pでWindows 10を動作させることは可能です。
私はWindows7SP1からのアップグレードインストールのみ試しました。
Windows 10をインストールしたThinkPad T43のスペックの一部を抜粋します。
また、Windows 10をインストールしたThinkPad T43pのスペックの一部を抜粋します。
インストールしたWindows 10のバージョンはRTM、SKUはProです。
Windows 10自体のインストールは、特別な手順もなく完了します。その後の Windows Updateによるデバイスドライバーのインストールでほとんどの機器 のデバイスが認識されますが、以下のデバイスについては手動でインストール する必要がありました。
デバイス | デバイスドライバー | 備考 |
---|---|---|
基本ディスプレイ アダプター | ATI MOBILITY RADEON X300 | Windows Update Catalogue |
基本ディスプレイ アダプター | ATI MOBILITY FireGL V3200 | Windows Update Catalogue |
ディスプレイドライバーが認識されると、PCのスリープが行えるようになりま す。
使用しての所感としては、キー入力の取りこぼしなども発生し、実用に耐えな いと感じました。
余談ですが、ThinkPad T42/T42pには、Windows10はインストールできません。 PAE/NX Bitの両方に対応したCPUを搭載していても、BIOSで有効化できないた めか、Windows10のインストーラーにはじかれます。
ThinkPad W701ds/W700/T43とも、通常手順でWindows10をインストールすると、TrackPointがModern UIアプリ(旧Metro UI。WindowsメニューやEdgeなど)でTrackPointのスクロールがききません。
ThinkPad W550sのWindows10用UltraNavドライバーをインストールすると、スクロールがきくようになります。
インストールは、配布ファイルを実行し、展開のみ行い、その後、デバイスドライバーでUltraNavのドライバーをアップデートします。